紀南ツアーデザインセンターは、紀南を旅する方のビジターセンターです。
そのために、次の役割をもっています。
●紀南の自然と文化に触れる講座、ツアーを企画します。
●紀南の旅とくらしの情報を提供します。
●休憩・学習・買い物をお楽しみいただけます。
●町づくり・地域づくり活動の拠点としてもお使いください。
熊野古道を歩かれる方、紀南を旅される方、紀南のくらしをもっと楽しみたい方は、是非ご利用ください。
明治20年建築の古い民家を利用していますので、建物を見ることも楽しみの一つです。
この建物は、明治時代に木本(現熊野市)を代表する林業家の一人であった初代奥川吉三郎氏が私邸として建築したものです。木本の伝統的な建築様式をほぼ建 築 当時のままとどめている、貴重な建物です。現当主の4代目奥川吉三郎氏が、集客交流の拠点として活用させていただきたいという要望に応え、地域に寄贈され ました。現在は熊野市が所有し、紀南地域振興公社が紀南ツアーデザインセンターとして運営管理しています。
玄関
玄関の引き戸と窓の格子が、商家らしさを感じさせます。
玄関を入ると旅の情報に役立つパンフレット類、この地域で作られ熊野を感じる焼き物や木工製品、藍染めなどのお土産品、この地域の書籍等が並びます。
土塀
座敷の奥には土塀に囲まれた庭が見えます。
座敷
襖で田の字に仕切られた座敷。TDCでは会合や講演会、音楽会などに使います。
廊下
座敷と庭をつなぐ櫻材の廊下。深い庇とあいまって、ゆったりとした格別の空間を作ります。
庭
庭石と石燈籠の深い苔が、建物の歴史を語っています。
かまど
四連のかまど。毎日このかまどでお茶を炒り、お湯を沸かしてお茶をお入れしています。
資料室
奥川邸で保管されていた資料、道具等が展示されています。
熊野大花火大会に関わる資料や伊勢神宮の式年遷宮に関わった貴重な資料が保管されています。